今回は いつも当院のトリミングや診察 予防を ご利用頂いております
トイプードルの女の子のトリミングのお話です。
この子は もともと 外耳炎になりやすく 皮膚がデリケートな体質ですので
トリミングの時は 皮膚や体調に合わせて 行うように気をつけています。
プードルは 網膜の病気 頸椎の病気 膝関節の病気 心肥大になりやすく
歳を重ねるうちに 症状が出る事がありますので トリミングの時には
注意をしています。
トイプードルや マルチーズ チワワ等 小型犬は膝関節の作りが 甘く
膝関節がはずれやすく 急に足をつかなくなり 痛がることがありますから
足のケアーをする際 足を前後左右に動かさないとできませんので
その際 関節の可動域を確かめながら 慎重に行ないます。
関節の可動域とは 関節が動かせる最大の範囲で 個々で違います。
獣医師は診察をする時 関節の可動域の確認をし 関節の異常を見つけます。
例えば 膝関節がもともとはずれやすい形態のわんちゃんに
正常なわんちゃんと同じ体勢をとってもらえば 膝関節がずれて
歩けなくなることもあります。
日常生活では困らない程度の頸椎の形態学的異常では トリミング時に
顎の下を手入れする時 顔を上方にむければ 環軸関節とよばれる頸椎の部分にかなりの負荷がかかりますから 慎重に行う必要があります。
トリミングは わんちゃんの頭からしっぽの先まで 全てのお手入れを行いますから 個々のわんちゃんの 関節の可動域や 立てる姿勢を 理解できることで
安全に行えると思います。


トリミング時に 顔 手や足 尾等を持ち上げたりする際 嫌がったりするときには単なる気分でなく 疼痛があるのか?と考えるようにしています。
わんちゃんやねこちゃんで お湯が苦手な子は トリミング自体も苦痛でしょうから 無理をしないように 心がけています。
トリミングは簡単そうに見えて とても奥が深いと感じています。
カットも流行り廃りがあり 流行に合わせたカットが 健康かつ快適なのかと考えますと 個々で違いますし 飼育環境でも 異なります。
トリミングを わんちゃんやねこちゃんの目線に立ち考えるか 人間側に立ち
考えるかで 差があるのかな?と思います。
いいずれにしても 言葉を発することができない生き物ですから
理解した上で トリミングや診察を行はなければいけないな。。と
ずっと昔から 思っています。
