
↑の写真をご覧になられますと
いったいどうしたのか?
と思うほど 口腔内に大きな穴ができています。
ご家庭で一緒に生活をしている ペットのお口の中は御覧になる機会が
少ないですから 大きな病気になっていても お気付きにならないかと思います。
お口の中をご覧になる機会は ペットがあくびをした時ですね。
猫ちゃんは 威嚇をし 荒しを吹き 口を開けて シャーシャー言っている時も
お口の中を 御覧になる事は可能です。
さて ここまで 患部が大きくなると こちらも どうしたものか?と思います。
口腔内の穴は 口腔内の内側の粘膜をはがし スライドさせ 穴をふさぐ方法がありますが ここまでになると 縫えるだけの余裕がないです。
仕方なく 寄せて 縫うという方法をとりました。
さて 時間のたった傷からは 血液が出ていませんね?
これは 体の防御機能の一つです。
血液が出ていない状態まで 時間経過した外傷は
ただ単純に縫合をしても 治癒しません。
ピアスを開けた経験のある方は ピアスの穴が塞がらない事でも
おわかりになると思います。
外科では 時間のたってしまいました傷は また新たに 新鮮創を作り出さないと 傷が治りません。

もとは ↑の写真のように 穴の中は 化膿を伴う壊死組織が 沢山 つまっていましたので 麻酔し 中を綺麗にしたのが

↑の写真です。
残念ながら 歯も2本 抜歯しました。


口腔内のケアー 細菌感染のコントロール また 免疫不全の治療を
毎日続け なんとか 傷は小さくなりました。
猫ちゃんには 免疫不全になる ウイルスが感染することがあります。
エイズウイルス 白血病ウイルス コロナウイルス が代表的です。
免疫を落とすウイルスに感染しますと ちょっとした疾患も 重症化します。
細菌 カビ (真菌) ウイルス 等の病原体を やっつける事が できなくなるからです。
病原体が体に侵入すると 免疫をつかさどる細胞 主に 白血球 が 病原体をやっつけますが 免疫不全になると 働きが弱くなるのです。
この子は エイズウイルスに感染していますので ちょっとした口内炎も
重症化してしまうのですね。
口の中は 固い食べ物で 傷がついたり 歯石で 歯肉炎ができやすいなどの
トラブルが多いところでもありますので 免疫不全のウイルスに羅漢している動物は 重症化しやすいです。
免疫不全のウイルスに羅漢した場合は 免疫を高めてあげると
重症化が 防げます。
また 動物は どこか痛くても 話せませんので わかりにくいという事も
あり重症化してしまう事も あります。

↑ うっすらと。。。。 北海道が 見えますか?😌