肛門腺とは、肛門の左右(時計の4時と8時の位置)にある分泌腺の事で、肛門嚢と呼ばれる袋の中に強烈な臭いがする分泌液をためています。
野生動物では、天敵から自分の身を守るためにお尻から肛門腺分泌液を出します。
(代表的な動物はスカンク)
わんちゃんやねこちゃんは野生動物のように弱肉強食の中で生きているわけではないので、外敵から身を守るためには肛門腺分泌液は出しませんが、興奮した時や恐怖心があるときに肛門腺分泌液を出すことがあります。
また、排泄時に自然と一緒に出る場合もあります。

肛門腺分泌液は通常液体なのですが、今回絞ったわんちゃんの肛門腺分泌液は固いものでした。
ティシューペーパーの上で 形に成る程 固さがありました。
このような肛門腺分泌液は自分の肛門周囲の筋肉だけでは出すことは難しく、このまま放置していたらいずれ破裂してしまいます。
ですので、肛門腺を絞ってあげる必要があります。
肛門腺の分泌物が液体な子でも何らかの理由で自分で出せない場合、どんどんたまり最終的には破裂してしまう事があるので、その場合でも肛門腺を絞りに来ていただければと思います。
肛門腺がたまっていると、お尻を床に擦る、肛門周囲を舐めるといった行動が出ます。
そのような行動がある場合は、すぐに受診をなさって下さい。
