救急とは?

今回は 救急医療について お話をしたいと思います。

動物は救急の時 救急車を呼ぶの?

患者様から 質問をされました。

残念ながら 動物医療では 救急車はありませんが

救急病院は いくつかあります。

さて 救急とは どのような時なのでしょうか ?

病気にも 色々な状態があり 多少の時間であれば 医療行為を受けなくても良い時もあれば

1分1秒でも早く 医療行為を受けた方が良い時もあります。

少しでも早く 医療行為を受けなければならないときが 救急です。

例えば 尿が出ないとき 。腎臓で作られ 膀胱という臓器にためられますが

尿がでないと 腎臓にも負担がかかりますし ためている臓器である膀胱も

破裂をする可能性があります。

破裂をすれば お腹の中が 尿だらけになり炎症が起こります。

また 消化器の破裂や穿孔でも お腹の中に消化管内の内容が漏れ出ますから

炎症がおこります。

心臓発作では 心臓という 体全体に血液を送り出す臓器の異常ですから

急がないと 体の全体が 悪い状態になります。

肺や 気管の異常でも 呼吸ができない状態に陥った場合には 全身に酸素がいかなくなりますから 大変な状態が目に見えていますね。

大量の出血も 同様です。

体の中の血液が大量に失われますから 命にかかわります。

毒物を食べたり飲んだりしたときも 1時間ほどであれば 胃に留まっていることが多く 吐かせることも可能ですが 飲んだ物にもよります。

やけども 危ないです。

体表の15%以上が損傷してしまうと たとえ命がありましても 予後がかなり悪くなります。

重度なアレルギー反応のアナフィラキシーショックも 救急医療が必要です。

等など 急いで医療行為を受けないといけない病気は 沢山あります。

さて  救急処置といたしまして 気道の呼吸の確保 心臓マッサージ 血管の確保 等があげられますが

血管の確保には 血圧が ない状態に陥っておりますと 皮膚や皮下織の下に 隠れている血管が圧力を失い 見つかりません。

皆様が 動物のお口の粘膜の色 舌の色 陰部の色 肛門の色など 粘膜を見る事により 血圧を知る手がかりになります。

健康な時は ピンク色で 少し濡れた感じで 光って見えると思います。

健康な時にこそ 可視粘膜の色をご覧になって下さい。

血圧が低くなると 可視粘膜は 紫色 白色に変化をしています。

こうなると 大切な 救急医療行為である 血管確保ができません。

なんだか様子がおかしいけれど 家のわんちゃんやねこちゃんは 大丈夫かな?

と 数時間様子を見ているうちに どんどん血圧がさがり 命の危険が迫り

ほぼほぼ 心肺停止寸前で ようやく動物病院を受診なさいましても

命が助かる確率は減ります。

どんな状態でも助かるわけではなく 医療にも限界があります。

今回は お家のわんちゃんやねこちゃんの 可視粘膜を観察して頂く事で

病気の判断の手掛かりとなる事を 紹介いたしました。

うちの子 呼吸がおかしいわ。。。大丈夫かしら??

うちの子 お腹を壊したわ。。。大丈夫かしら?

?????救急かしら ????こんな時 可視粘膜を観察なさって下さい。

 

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