皮膚の弱い子のトリミング

普通に生活をしていても 皮膚に痒みがあり 咬んだり 掻いたりし

皮膚を傷つけてしまう子がいます。

アレルギーやアトピーにより 皮膚のコンディションが悪く 皮膚のバリア機能が 衰え そこに 細菌感染や 真菌感染が起こる場合も 多いです。

アレルギーやアトピーは 最近の獣医学では 全く別というわけではなく

症状を起こすのに 関与をしている免疫細胞が 異なると言われています。

アレルギーは 何かしらの物質に対し 体の中の免疫細胞が 過剰に反応をして起こります。 食べ物や 花粉 ノミやダニの唾液や虫体 プラスチックや金属

等 個々で アレルギー反応を起こす原因物質は 様々ですし アレルギー反応を起こす量も 様々です。

アトピーは 主にT細胞と呼ばれる免疫細胞が 関与をしています。

アレルギーとアトピーを区別するのは 大変難しいと言われています。

当院のトリミングをいつもご利用頂いております わんちゃんは 

外耳炎 手足の腫れ 赤み があり お食事療法を続けられ 皮膚が安定しています。

先程 お話いたしましたように アレルギーやアトピーの子は 元々 皮膚のコンディションが 悪い事が伴いますので 

皮脂腺の分泌が激しい 皮膚が乾燥しやすい 皮膚の油分が足りない  

等 元々の体質が あります。

コンディションの改善は 投薬 塗布剤 薬用シャンプー で行います。

最近 流行りの🤭腸活 もその一つの方法のようです。

細菌のコントロールは 皮膚の細菌だけでなく 腸内細菌のコントロールも重要視されるようになりました。

獣医学も 毎日のように 進歩をしますので ついていくための勉強も

少し大変です。。。🧐🧐

皮膚のコンディションは 毎回同じではありませんので 薬用シャンプーも

トリミングの度に 変更します。

今回は 足先と 体で シャンプー剤を変更しています。

この子は いつからか。。。口の周囲の毛を 舐めるのが クセになり

口の周囲の毛が 変色をするようになりました。

口腔内の異常は 歯石が気になるぐらいで 口内炎や 歯のぐらつきはありませんので 口の回りををぺろぺろと舐めるのは クセなのではないか?と考えています。

痒みや 舐め 咬み などの 自傷行為は 行動学で研究されるようになってきたのも 最近の獣医学です。

ストレス 分離不安 老齢による視力の低下 加齢による関節痛 等の

精神や痛みで 自傷行為にもあたる 舐める かじる 等の行動が出ると言われています。

この子のトリミングでは 口の中に入り込んでしまう毛を 丁寧にハサミで 切り落とす事で 毛が口腔内に入り込んでしまうストレスから 回避させられたら良いと考え カットをしています。🤔

最近、獣医行動学という 私が学生の頃にはなかった学問が出てきて 書籍や

セミナーで学んでいます。

なかなか 面白い学問です。

言葉を発する事の出来ない生き物の治療は とても難しいので 

行動学という学問で 角度を変えて 動物達を診るように 知識を深めようと思います。

オーナー様が ご自身のペットの行動を観察して 獣医師にお伝えくださるのは

ありがたいです。

また オーナー様が ご自身のペットに なさいました事 

おやつをあげた 散歩に行き事故が起こった 長い時間お留守になさった

等 獣医師にお話しをして下さることが 診察の大きな手掛かりになります。

病気には 原因があり 環境の関与も 大きいのです。

オーナー様が ペットを取り巻く環境を 正確に獣医師にお話しして下さいますと 原因となる環境要因の 回避 除去が 可能です。

このわんちゃんの 皮膚の安定も オーナー様が環境を 整えて下さっておられるからです。

PAGE TOP