今回は　トイプードルのソラくんの　トリミングのお話です。

ソラくんは　当院のトリミングを　ここ数年ご利用頂いております。

今回　ソラくんがトリミングでご来院の際

数か月前から　目が見えていないようです？

とオーナー様が　お話して下さいました。

院内で　ソラくんの様子を観察しましたら　確かに目が　見えていないようです。

ソラくんは　もうすぐ１５歳のご高齢ですから　白内障ではありますが

レンズ自体は　見えなくなるほどでも　ありません。

眼底の血管も　それほどでもありません。

目やにも　出ていませんが　角膜が　充血しています。

眼圧も正常です。

念のため　眼科のご専門の獣医師さんを　紹介させて頂きました。

目は　目から入った情報を　網膜で写し　視神経で脳に情報を運び

見た物の像を　脳で判断します。

網膜が　機能しているか？は　特別な機械で　調べないとわからないのです。

ご専門の動物病院が　よろしいでしょう。。。

はてさて。。。。。オーナー様は　トリミングの際に　目の診察もご希望なさいましたので

トリミングは　やらないといけません。。。。

皆様は　目の見えない子のトリミングの難しさを　ご存じですか？

トリミングは　トリミング台の上で行いますから

台から落ちてしまう危険性。

バリカンや　ドライヤーの音は聞こえても　何の事やらわからないので

恐怖感もあります。

ましてや　ハサミを使いますから

見えない恐怖で　ハサミにむかって　ガブリときましたら

大事どころの騒ぎでは　ありません。

獣医師兼トリマーの　恐怖の時間の始まりです。。。。

なんとかせねば。。。なりません。。。

なんとか　頑張りましたが。。。

上手に仕上げられず　ごめんなさい。。。😔😔😔😔😞😞

トリミングで　どこも怪我をさせず　無事に　お家に帰せました。

良かったです。。。

専門医の診察予約まで　まだ　お日にちがありますので

内科でお薬を　処方致しました。

お薬の効果があり　ソラちゃんの眼が　見えるようになれば

嬉しいです。