脇腹のふくらみ?炎症?

今回は ねこちゃんの 左の脇腹に膨らみができている

との事でご来院なさいました。

オーナー様が猫ちゃんの左の脇腹を触った際 ガブリと 咬まれた

と お話をして下さいました。

猫ちゃんや わんちゃんは 人間の言葉を話しませんので

痛い 痒い 熱い 冷たい 等 表現をすることができませんが

オーナー様が わんちゃんや 猫ちゃんの様子が いつもと違うな

とお感じになられる際は 体に触れる際にも 注意が 必要ですね。

病院で 毛を刈りましたところ ↑の写真のように 大きな膨らみができていました。

膨らみの中からは 膿がでてきまして 抗生物質を投与しながら

感染を抑える事ができました。

↑の写真は 感染がおさまり膨らみが なくなりましたのが おわかりになるかと思います。

猫ちゃんの喧嘩でできる傷は 咬まれた歯の跡が見えなくなることも

あるようです。

私自身 診察中 猫ちゃんに咬まれてしまう事もあります。

咬まれたところが 熱を持ち かなり痛みを感じます。炎症のはじまりですね。

炎症反応は 咬まれたところに 熱や痛みを感じる物質が

体の中に出てくることで起こります。

そのような炎症反応で 咬まれた所が 腫れてきて 歯の跡がわからなくなってしまう事もあります。

傷口が 閉じてしまうような状態になるようですが

傷の中では 炎症が起こり続け 化膿してしまう。。。という経験をしています。

見た目と 傷の中は ちがう。。

という事が あるようです。

オーナー様が 猫ちゃん同士の喧嘩でできた傷を ご心配な時は

猫ちゃんが痛がっているか?という事を観察なさるのも 良いのではないでしょうか ?

先程 お話いたしましたように 炎症がおこると 体の中から 痛みを感じる

物質がでますので 痛みの程度で 炎症の程度も わかるのではないか?と

思います。

いずれにしても 言葉を話せない動物の 炎症の程度を把握することは

難しい事ですね。

また 炎症の程度は 血液検査でもわかります。

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