シベリアンハスキー 御歳13歳の わんちゃんが 狂犬病の予防注射で
おいでになりました。
ワクチン接種の際に 身体検査を致しました。
すると 肛門周囲に 出血がみられ 綺麗にしたところ
現れた 腫瘍に 驚きました。
![](https://www.hanyu-aozora.com/wp-content/uploads/2023/12/Collage_2023-12-14_11_43_59-1024x682.jpg)
大型犬の13歳は ご長寿ですので 麻酔をかける事に リスクが高いです。
しかし 腫瘍からの 出血は止まらず じわりじわりと
出続けていました。。。。
これは、、、、そのままというわけには まいりません。。。
さて 肛門周囲の腫瘍は 男性ホルモン テストステロンの影響を
かなり受け 腫瘍が発生し 大きくなってしまいます。
はてな?睾丸の様子を確認いたしませんとなりません。
![](https://www.hanyu-aozora.com/wp-content/uploads/2023/12/Collage_2023-12-14_09_49_08-820x1024.jpg)
↑の写真は手術で 睾丸を摘出しております時の写真ですが
やはり 腫瘍化していることがわかりますね。
大型犬のご高齢犬でしたが オーナー様の思い切りの良さにも助けられ
肛門周囲の腫瘍と 腫瘍化した睾丸摘出の ダブル手術となりました。
![](https://www.hanyu-aozora.com/wp-content/uploads/2023/12/Collage_2023-12-14_11_59_29-819x1024.jpg)
![](https://www.hanyu-aozora.com/wp-content/uploads/2023/12/Collage_2023-12-14_11_47_33-819x1024.jpg)
日頃の行いか?はたまた運に助けられ なんとか無事に 手術ができました。
![](https://www.hanyu-aozora.com/wp-content/uploads/2023/12/Collage_2023-12-14_09_43_08-e1703580778794.jpg)
![](https://www.hanyu-aozora.com/wp-content/uploads/2023/12/Collage_2023-12-14_09_49_08-820x1024.jpg)
手術部位の抜糸も無事に終わり めでたく新年を迎えることが できそうです。
本当に良かったです。
睾丸でつくられるホルモンは 男らしさには必要ですが
肛門周囲の腫瘍ができやすくなりますし 会陰ヘルニアと称します
肛門周囲のヘルニアも 誘発します。
また 前立腺肥大も 誘発いたします。
麻酔のリスクの少ない若いうちに 去勢の手術をお薦め致します。
![](https://www.hanyu-aozora.com/wp-content/uploads/2023/11/Collage_2023-11-07_11_09_13-819x1024.jpg)