膀胱結石摘出

今回は7歳の去勢されている男の子の猫ちゃんの膀胱結石

のお話です。

トイレに行く回数がいつもより多いという事で、

来院なさいました。当院で尿検査をしたところ、

ストラバイト結晶が見つかりました。

検査の結果ストラバイト結晶がありましたので

膀胱の中に結石ができていないか、尿道などに詰まっていないか

念のためにレントゲンを撮った所、膀胱内に結石が見つかりました。

摘出致しました 結石と レントゲン画像です。

5mm以下の結石はレントゲンでは写りません。

また シュウ酸カルシウムなど 結石の構成成分によっては レントゲンに写らない事も あります。

尿検査をし、ストラバイト結晶などが見つかりレントゲンを撮り

膀胱内に結石がなかった場合は結石を溶かすお食事を数か月、

食べていただきます。

レントゲンに写る大きさの結石の場合は

外科的に結石摘出を致しましたほうが  早く治る事もあります。

膀胱に 結石があると 膀胱炎を起こし 血尿や 頻回尿 尿閉

腎不全 膀胱壁の 肥厚による 膀胱の収縮能の低下などが起こり

良い事はありません😓

尿路結石は お食事の内容 細菌感染 等で 形成されます。

 

結石が育ち 大きくなりますと 膀胱を切開し 直接 結石を取り出す事に

なりますので、動物への 負担も大きくなります。

食事では リン カルシウム シュウ酸 ナトリウム カリウムを 多く含んでいたり

尿のphが 酸性や アルカリ性になる お食事が

尿路結石になり易いです。

だらだらとお食事を 食べていても 尿路結石になります。

また 犬では 細菌感染も 尿路結石を 引き起こします。

今回も オーナー様のご希望で 抜糸をしなくても良いように 縫合致しました。

血尿も 頻回尿も 治まり 術後の経過も 良好です。

良かったです。🥰

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