肛門腺の破裂!

今回は 肛門腺の炎症が 酷く 皮膚の自壊が 

起こってしまった お話です。

肛門腺は 動物の直腸に開口する 分泌腺です。 

動物が 危機感を感じ 逃げる際に 悪臭をはなち

相手をひるませるための分泌液をつくり ためておく場所が

肛門腺です。

スカンクが 逃げる際に 相手にかけて 

その 臭さのあまり 相手が どうにもならなくなっているすきに

スカンクが すたこらさっさ!と逃げだす

というお話は 皆様がご存じのことと思います。

まさに 自分も相手も傷つけず 喧嘩もせず 共存を望む動物達の

隠れた大きな力。。。。ですね。

さて そのように大事なお仕事をする肛門腺が 炎症を起こし

直腸に分泌できなくなりますと 肛門周囲の皮膚に炎症が波及し

皮膚の自壊を起こし 肛門腺の内容物が 出てきてしまいます。

↑の写真が 皮膚が自壊した 写真です。

今回は 外科的に皮膚を縫合いたしました。

感染もおさまり なんとか 順調に 傷も治癒いたしました。

肛門腺は わんちゃん ねこちゃんには あります。

肛門腺が 溜まり 炎症を起こし始めますと 肛門腺に違和感があるのか。

肛門を舐めたり お尻を床に擦する等の 様子が見られます。

そのような 行動が見受けられましたら はやめに

動物病院を 受診なさって下さい。

PAGE TOP